アルコールが太るは勘違い!肥満を気にしないお酒の飲み方。
目次
- ○ お酒、アルコールのカロリーについて
- ○ お酒と共に生きる三年間歌舞伎町で得た実体験と疑問
- ○ お酒が太る要因ではなかった!隠れた黒幕を発見
- ・アルコールの代謝構造
- ・食べ物の吸収にも肝臓が密接に関わってくる
- ○ 結論:食べ物とアルコールで肝臓がオーバーヒート
お酒、アルコールのカロリーについて
20歳を超えるとどこかの場面で必ず登場するのがお酒です。お酒は会話を弾ませたり、場を和ませたりなど、社会人の会食や接待の場やお祝い事、様々な場面で切っても切り離せないものです、お酒の力を借りて大事な決断をする!何んて人も多いのではないでしょうか。
しかし、気になるのがお酒による『酒太り』ですよね。
サラリーマンの方でよく見る、お腹だけぽっこり出ている姿、手足は細いのに何でこんなにお腹だけ出ているんだろう?
そもそも、お酒は「エンプティーカロリー」などと呼ばれています。意味としてはそのままカロリーがないということです。
アルコールにはカロリーを構成する、炭水化物、脂質、タンパク質が含まれないためにそう呼ばれています。
しかし、アルコールにはしっかりカロリーが存在し、アルコールは1gあたり7kcal含まれます。例えば100mlで5%表記のお酒があるとすると5gのエタノール(アルコール)が含まれカロリーにすると大体35kcalあることになります。
ビールの大瓶などで換算すると500mlで175kcalカロリーが含まれるような計算になります。これだけ見ると確かにカロリーが存在し飲みすぎると、太るような感じがしますよね。
じゃあなんで私のジムではお酒は太る要因にはならない!と自信を持って謳っているのか説明していきます
お酒と共に生きる三年間歌舞伎町で得た実体験と疑問
まず、どこのサイトを見てもお酒は太る!飲み過ぎは良くないと言うふうに言われます。これは生理学上確かにそうであり、太る要因にはなり得ます。
しかし、現実はそうでしょうか、日本中で一番アルコールと密接な関係にある場所ってどこかわかりますか?
そう『歌舞伎町』です。歌舞伎町はアジア1の繁華街と言われどこに行ってもお酒が出てきます。まさにお酒によって経済が回っています。そこで働くホスト、キャバクラのかたは1日に想像を絶する量のお酒を毎日のように飲みます。
私が働いていた場所でも、「1年働けば一生分の酒を飲む」と言われてました(人生3周はしましたw)
でも、ここで疑問んが生まれました、お酒が太ると言われるのであれば歌舞伎町で働く人みんなデブじゃね??
しかし、現実はモデルのようなスラットしている人ばかり、逆にデブを探す方が難しいくらいです。
じゃあ何でサラリーマンなどはビール腹になるのにその何倍、何十倍も飲んでいる歌舞伎町のキャストたちはスラットしているのか、
3年間働きその疑問がやっと理解できました
お酒が太る要因ではなかった!隠れた黒幕を発見
まず、一般の人とキャストさんの大きな違いは、お酒単体で飲むかおつまみがあるかの違いです、
お客様が持ち込んだ食べ物などはありますが基本仕事中に飲むときは「お酒単体」で飲み会話をおつまみにしてお酒を楽しみます。
しかしサラリーマンや一般的な飲み方はお酒を楽しみながら、唐揚げ、ポテト、チーズなど脂質と糖質を多く含むものを一緒にお酒を楽しみます。実はここがミソです
アルコールの代謝構造
アルコールを吸収、代謝する過程としてまずアルコールは主にアルコール脱水素酵素(ADH)で、有毒なアセトアルデヒドに酸化されます。一部はミクロソームエタノール酸化系やカタラーゼで酸化が行なわれます。アセトアルデヒドは主に2型アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)で酢酸に酸化されます。1型アルデヒド脱水素酵素(ALDH1)も補助的ながら酸化に関わっています。酢酸は血液に乗って肝臓を離れ、筋肉や心臓に移動してさらに分解され、最終的には炭酸ガスと水になります。この間に1gのアルコールから、約7カロリーの熱を産出します。
ざっくりまとめると、肝臓で代謝し残った分は筋肉や心臓で代謝すると言うことです。
肝臓で代謝するには限界があり、それを超えるとひどい二日酔いなどになってきます。
食べ物の吸収にも肝臓が密接に関わってくる
人間は食物からの栄養素をそのまま利用することはできません。肝臓は胃や腸で分解、吸収された栄養素を利用しやすい物質にして貯蔵します。そして必要に応じて、それらを分解してエネルギーなどを作り出します。(肝グリコーゲン)必要以上のエネルギー(アルコールの飲み過ぎや、糖尿病、肥満など)を摂取すると、肝臓に脂肪が多く蓄積し、肝臓機能の低下の原因にもなります。
肝臓で分解された物質は血液をめぐり、全身の器官や臓器に送り出されます。栄養素を体が利用しやすい形に分解・合成する働きを代謝と呼び、何らかの病気で肝臓の機能が低下するとその働きも低下します。
そうすると食事をしても、必要なエネルギーや物質に分解されにくくなり、代謝の異常が現れます。
ここでもざっくりまとめると、肝臓の容量を超えた食べ物はエネルギーとして変換されるのではなく脂肪として貯蔵されると言うことです。
結論:食べ物とアルコールで肝臓がオーバーヒート
アルコールによってオーバーヒートした肝臓は当然食べ物をうまくエネルギーに変換できなくなります、その結果脂肪として溜め込みやすくなり肥満につながるのです。
つまり、太る要因となるのは『お酒✖︎食べ物』この組み合わせです。アルコールに問題があるのではなく一緒に食べるものに問題があったのです。
お酒を悪者にする記事やトレーナーの方が多くいますが本当に悪いのはおつまみであり、どうしてもお酒が飲みたいのであれば単体でのみ食べ物とは分けましょう。
また、一緒にしなければいいの??じゃあ飲んだ後30分後くらいにラーメン食べれば一緒じゃないからおっけいだよね!と言う考えもダメです。重要なのは肝臓が機能を取り戻すことです。酔いが残っているうちは脂っこい食べ物やカロリーが高い食べ物は控えましょう。できるだけタンパク質が多いものを食べることによってアルコール代謝の助けになります。
どうしてもラーメンが食べたいのであれば一度寝て起きてから食べるようにしましょう!