なぜ肥満の人は自覚がないのか？痩せるきっかけは他人の一言が重要！
目次
なぜ太っている自覚がないのか
太っている自覚がない。そう言われて、『いや自覚はあるよ！それくらいわかってます！』って考える人は、多いのではないでしょうか
これはそういった表面上の意味ではなく、
深層心理的に自覚があるかどうかと言うことです。
太っているまた肥満だと思っている人でも、
「まだ大丈夫！ぽっちゃりの範囲内でしょ！あの人よりは太ってないからセーフ」と言うように、肥満である90％以上の人が思っています。
これは『自分だけは絶対に大丈夫』という心理で実際に研究もされ確かなエビデンスが発表されています
『自分は絶対大丈夫の法則』
私たちは他の人が不運なことにあっても「私だけは大丈夫、何でそんなことになるの？」
といったように何の根拠もない自信を持っています。
アメリカのニュージャージー州にあるらトーガース大学のネイル・ウェスティンは、私たちがどれだけ非現実的な考えをしているのか調査しました。
258名の大学生に「あなたが大人になったときに飲酒上の問題を抱える可能性はどれくらいあると思いますか」と尋ねました。
また、「他の学生がそういった問題を抱える可能性は、どれくらいあると思いますか」と尋ねました。
その結果、「自分に起きる可能性」から「他人に起きる可能性」を引き算してみるとマイナス58.3%と言う驚くべき結果が出ました。
これは「他の人はアルコール中毒になったりするかもしれないが自分は大丈夫」ということが言えます。
同じように
「自分が将来自殺未遂する可能性」と「他人が自殺する可能性」を尋ねてみても同じような結果になりました。
その後も「結婚して離婚する可能性」「性病にかかる可能性」「40歳で心臓発作に見舞われる可能性」どのアンケートをとっても同じような結果になり
「自分はならないから大丈夫」と言う結果になりました。
これは「自分が将来太る可能性」と「他人が将来太る可能性」のアンケートでも同じような回答になると思われます
そのくらい私たちは自分自身に自覚がなく、自分は大丈夫だと考えてるのです
なぜ非現実的な思い込みをするのか
他の人に起こりうる問題なら、自分自身にも起こりうる問題だと本来そう考えなければなりません。ところが、なぜか私たちは「自分は別」と考えてしますのです。
それは、現実的に考えようとすると、不愉快な気分になってしまうから。私たちは誰だって不愉快にはなりたくありません、気分が悪くなるようなことは考えないようにするか、自分の都合の良いように歪めて解釈します。
おそらく、ここまで読んだ人ならば、そういえば〜・・といった自覚がでてくるはずです。
・仕事のストレスによって暴食に走り太ってしまうことなんかありえない
・どれだけ食べても太ったことないから将来も大丈夫でしょ
・糖尿病になる程お菓子とか好きじゃないから大丈夫
・自分は80歳まで健康でしょ
など、私たちは何の根拠もなしに考えています
肥満は自覚できない。他人の一言が重要に！
この心理学でわかるように太っている人も、心の底では「私はまだ太ってない、すぐ痩せれるから問題なし」
など何の根拠もなしに自信を持っています。
テレビ番組で激痩せするまでの過程を放送している「世界仰天ニュース」でも、太っている人が痩せるきっかけは、
「好きな人からの一言、他人の何気ない一言」が全部と言って良いでしょう。
そのくらい私たちは他人の一言がないと自覚ができなく、行動も起こせません。
自分の彼氏彼女が最近太ってきている、
「まー言わなくても大丈夫かそのうち痩せるでしょ！」と考えている人、それは大きな間違いです。
太っている人には、はっきり太っているよ、といってあげないと、ずるずるデブの道にいってしまいます。
また最近では「自宅に体重計が置いていない」家が多くあり、
数値で確認できず見た目の変化が起きてから初めて、体重計に乗り自分で自覚します。
見た目の変化を自分で自覚できるのは,太るのでは➕5kg 痩せるので➖3〜5kgくらいです
５キロ太って初めて自分であれ？おかしいな？と気づき体重計に乗ってその変化に驚きます。
ダイエットを決意させるには
彼氏、彼女、夫、妻に痩せて欲しいけど、どう言えば良いのかわからない、
先程いったように自分で自覚はしていません。
していても、「都合の良いように歪めているか考えないようにしています。」
心の強いパートナーや友達なら、何回も会うたびに太っていることを伝え、自覚するか行動するまで諭すように教えましょう。
しかし、相手が不快になることを何回もいってしまうと、余程の信頼関係や上下関係がないと喧嘩が起こったり気まずい雰囲気になってしまうと思います。
そんな時は、プラスの言葉を投げかけ最後に痩せればもっとプラスのことが起きるよ、
と言うふうに不快な未来ではなく明るい未来を提示してあげましょう
例えば、「今は綺麗だけど痩せたらもっとキレになるかも！そしたらハワイでも行って水着着ようよ！」
と言うふうに、今でも十分だが痩せたらさらに！そして痩せるだけでは痩せる本人にはメリットを感じられないのでプラスアルファいいことがあるよ！というふうに諭すのが一番であると考えられます。
人は不確定の未来に向かって努力ができません。
「痩せたらイケメンと結婚できるよ！」と言われて、信じてダイエットを決意する人が何人いるでしょうか。
おそらく０です。
「痩せたらお小遣いで10万あげるよ」いやらしい話ですが、
この方が現実的でダイエットを決意する人が何人かはいるでしょう。
今身近に痩せて欲しい、もう少し清潔感のある体になってほしい人がいるなら、しっかり教えてあげましょう！