筋トレ初心者が勘違いしている間違った筋トレ2選
こんにちは!
筋トレはただやれば「筋肉が増えて代謝が上がる!」なんて簡単な物ではありません。しっかりとした知識を持っていないと
せっかくしんどい思いをして運動しているのにも関わらず全く身になっていないパターンが多くあります。
今日はそんな筋トレ初心者に多い間違いを2選話していこうと思います
キーワードは「可動域」と「限界」この2つを覚えておいてください
目次
可動域
筋肉にはそれぞれ起始・停止があり、どの骨にくっついてどの角度まで曲がるのかというのが決まっています。
例えば『上腕二頭筋』は
●起始
短頭は肩甲骨の烏口突起の頂点
長頭は肩甲骨の関節上結節
●停止
両頭は遠位方向に進み、肘の前面を横切って先細りになる前に合流した筋腹となり、
橈骨結節と前腕の筋膜に上腕二頭筋包膜を介して停止する。
このようになっておりそれぞれの可動域が決まっています
この可動域を全て使って筋トレを行うかどうかで筋肥大の効果が変わってきます
可動域に関しての実際の研究内容
コペンハーゲン大学の研究発表によれば17名の男性を対象に実験を行い
1つのグループは『200kgのバーベル担いだ浅いスクワット』
2つ目のグループは『100kgのバーベルを担ぎフルスクワット』を行いました
2つのグループの12週間後の筋肉の成長具合を測定したところ、重量は2倍だったのにも関わらず
「100kgで深くしゃがんだグループ」の方が測定した下半身の筋肉全てにおいて優位に優れていたと発表しました
しかも、200kgのグループは2倍の重さを行ったのにも関わらず測定部位によっては筋肉の成長が見られず、むしろ逆効果だった部位がありました。
このような可動域に関する論文全てをまとめメタ分析をかけた結果を発表している内容では、
ほとんど全ての筋肉部位同じ結果が見られ、特に下半身では可動域の重要性が高いと報告しました
可動域が狭いと重量が扱える??
筋トレあるあるですが、可動域を狭くすればそれだけ重量が扱えるようになります。
初心者が陥りやすい問題で扱える重量が上がったので筋肉が成長している!と勘違いし、実は可動域が狭くなっているだけで成長していないとい場合が多くあります。
その結果ジムに何ヶ月も通っているのに体の変化が見られず挫折してしまいます。
重量を求めるのではなく、正しいフォームと可動域で筋トレを行いましょう
限界まで追い込む必要はない
筋肥大には限界まで筋トレをしないといけない!そう思っている人が多いですが。実はそんな必要はありません
例えば10回目に限界を迎える重量で筋トレを行う人が9回目にやめても同じように筋肥大が起こったと研究でわかりました。
もちろん限界を超えて筋トレを行う方が優位に筋肉が成長した。という研究結果もありますが、そうではないという結果もあり
この議題に関して長年議論されています。
ですが、競技者ではない限り、怪我のリスクが多い限界を越えるトレーニングは行うべきではないと思います。
筋トレは筋肉だけではなく関節にも大きな負担がかかり、特に初心者と高齢者には怪我のリスクが高い行為になります。
トレーニング初心者や高齢者には限界一歩手前のトレーニングをお勧めします。
まとめ
筋肉を成長させるには正しい知識と技術が必要です。辛くしんどい行為だからこそ、無駄にしないように正しい知識を身につけて行いましょう。
一度身につけた筋トレの知識は頭だけでなく体で覚えるので一生の財産になります。
一度パーソナルジムなどで技術を身につけることをお勧めします(連絡お待ちしてますw)